福祉・助け合い・まちづくり-詳細

2009/12/23|活動報告(福祉・助け合い)

ホームヘルパースキルアップ研修報告 2009年10月14日、11月20日

ホームヘルパースキルアップ研修報告

 

~介護サービスの“ 質 ”の向上をめざして~

 
2009年度ホームヘルパースキルアップ研修は、高齢者福祉事業・推進連絡会議にて検討の結果、訪問介護事業所の要である「サービス提供責任者のレベルアップ研修」に絞り込んだ内容としました。また、現場に役立つ研修をとの希望から、連絡会メンバーからなる実行委員会と各生協介護サービス事業所サービス提供責任者の協働で研修内容を企画し、全労済東京都本部の協賛を得て、10月14日((株)日本ケアプラザ)と11月20日(東京都生協連会館)の2日間、開催しました。
受講生は、1日目25名、2日目26名、2日間で12生協、実行委員を含めのべ62名の参加がありました。
 
<1日目>
     講演 「サービス提供責任者として、必要な医療情報とは?」
                            近藤 真名美 氏(看護士・介護支援専門員)
 
利用者の健康チェックに必要な身体観察の着眼点と観察技術、高齢者の身体や病気の特徴、また感染症対策として、代表的な感染症の特徴や予防方法、感染時の対応などについて学びました。
 
 
 介助技術講習「最新の介護技術を学ぶ」
     ~効果的な技術を状況に応じた手法を実践、体験を通して学ぶ~
                                    黒澤 秀幸 氏(作業療法士)
 
前半は介助技術の基礎知識として、病気や障害の特徴、特に中枢神経系の障害、整形疾患(大腿骨頚部骨折、変形性膝関節症など)について、後半は、実際にベッドや車いすを利用して、ベッド⇔車いす、トイレ⇔車いすなどの移乗動作の実技を行い、利用者や介助者とも負担にならない技術を学び、参加者全員が体験しました。また、事前に提出された日常の介護現場で困っている介助についてのアンケートに対しても、講師から実践を交えながら解答がありました。
 
 
 
    
<2日目>
     研修「ケアプランから訪問介護計画作成における視点と方法」 
                      佐藤 ちよみ 氏(対人援助スキルアップ研究所 所長)
 
サービス提供責任者の日頃から行なっているサービス提供までの流れとアセスメントを何のために、どのようにしているかを書き出す事からスタートし、アセスメントの重要性を確認しながらサービス提供責任者の責務を点検しました。
また、援助を具体的に提供するために、誰が、何をどのようにできるかを導きだす手法としてのコミュニケーション演習をおこない、ロールプレイ、グループワーク、発表で共有化を図りました。 
  
     修了証明書授与

研修を修了した証として、参加した人全員(29人)に受講内容を記載した、修了証明書を、鶴田実行委員(全労済東京都本部)より、一人ひとりに授与をおこないました。