平和-詳細

2020/10/07|活動報告(平和)

憲法学習会「コロナ禍の今だからこそ考える『表現の自由』と共存社会」を開催しました

開催日時:2020年9月28日(月)13:30~15:30
Google Meetを使用したオンライン開催
講師: 志田陽子氏 【武蔵野美術大学 造形学部教授(憲法、芸術学)】 
参加人数:11団体64名(うち後日配信動画視聴で参加32名)
                                   
 コロナ禍での様々な活動の自粛や加速して広がるインターネットを使ったコミュニケーションが、憲法で保障されている「表現の自由」とどのように関わっているのかについて、武蔵野美術大学教授の志田陽子氏を講師に迎え、映像での先生の歌声とともにお話を伺いました。  

   

 他者との共存によって支えられている私たちの社会で、一人ひとり自分らしく生きていくためには、自由な表現に支えられ、様々な文化芸術に接することのできる社会、互いの事情を語り合える社会が必要です。その中で、芸術やエンタテイメントは人々の生活の中で起きてくる不安感や精神的苦痛を発散・中和する役割があります。
 しかし、様々な活動の自粛によってこれらが極度に封じられたことで、想像力が低下し、ヘイトや社会的な分断が起こりやすい状態になっています。

 このような情勢で「表現の自由」の価値を再確認して、自分がもっとも不利な立場に置かれることへの想像力を高めて、誰もが不安をシェアし、そしてデジタル媒体へのアクセスの可否や言語や文化の違いによって分断が起こることなく、誰も排除しないシステムをつくっていくことが大切です。
                                   報告書(PDF)はこちら