平和-詳細
2010/10/20|活動報告(平和)
アメリカ合衆国の臨界前核実験に対して抗議声明を送りました
東京都生協連平和活動担当者連絡会は、アメリカ合衆国に対し、下記の抗議声明を送りました。
アメリカ合衆国大統領
バラク・オバマ・ジュニア 閣下
駐日アメリカ合衆国大使館
特命全権大使 ジョン・ルース 閣下
アメリカ合衆国の臨界前核実験に強く抗議します
私たちは日本の首都東京において、「東京都生協連平和活動担当者連絡会」に所属し、核兵器の廃絶と戦争のない平和な世界を未来に生きる子どもたちに残すために活動を続けている、生活協同組合の組合員と職員です。
私たちは貴国が9月15日にネバダ州の地下核実験場で実施した通算24回目となる臨界前核実験について強く抗議します。貴国は、核兵器の拡散防止と一刻も早い廃絶が求められている中で、臨界前核実験を実施し、核兵器を持ち続ける姿勢を保持することは、被爆者をはじめ核兵器の廃絶を目指す世界の人々の願いを裏切るものであり、オバマ大統領が掲げる「核兵器のない世界」の実現に逆行するもので、断じて許すことはできません。
貴国は、臨界前核実験は核兵器の信頼性と安全性を検証することが目的で、核爆発を伴わないため、包括的核実験禁止条約(CTBT)に違反しないと主張していますが、私たちは、実験は新たな核兵器の開発につながり、CTBTの精神に反するものであると考えます。核の拡散を防ぐためには、「力の支配」ではなく国際社会における協調と監視が何よりも重要であり、そのためにも、貴国が一刻も早くCTBTを批准し、臨界前核実験を含む一切の核実験および核開発を中止し、核兵器のない平和な世界の実現に向け、率先して明確な行動をとられることを強く求めます。
2010年10月14日
東京都生活協同組合連合会 平和活動担当者連絡会
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