平和-詳細

2009/05/07|活動報告(平和)

ピースアクション2008キックオフ集会&焼津フィールドワーク参加報告


ピースアクション2008キックオフ集会 &
焼津フィールドワーク参加報告 (主催 日本生協連 他)

●ピースアクション2008キックオフ集会
 2月29日(金)東京・四ツ谷プラザエフ 27生協76名参加
 学習講演 美帆・シボさん(絵本・アニメ「つるにのって」原案)
 美帆・シボさんは、1974年にフランスに渡り、1982年から核廃絶運動を進めています。核保有国であり核抑止論が強いフランスは、電力の75%を原子力発電に依存している国でもあり、多くの人が原子力発電に対してクリーンなイメージを持っています。原子力庁が大きな力を持ちフランスの中のもう一つの国家と言われている国で核廃絶運動を進めるのは大変困難ですが、さまざまな知恵を絞っている運動の様子をスライドを使いながら報告頂きました。
 活動交流
 会場内に活動報告のパネル展示と、資料での全国の生協の平和活動の報告がありました。
 その中から、コープあおもり「郷土の戦跡巡り」、コープながの「平和川柳、平和絵手紙の取り組み。松代大本営のガイド活動」、おかやまコープ「ホロコースト記念館見学会」、エフコープ「平和川柳、原爆体験証言集の発刊」の報告がされました。
 ピースデポからの報告  NPO法人ピースデポ 中村桂子さん
 軍事力によらない「非核の傘」で平和と安全をと、東北アジア非核兵器地帯の話がありました。今、市民と自治体にできる9つのこととして、身近なところからの活動提案がありました。

●焼津フィールドワーク 3月1日(土)8:00~9:00  11生協33名参加
 コープしずおかの組合員さんの案内で、久保山愛吉さんの眠る弘徳院へ。愛吉氏の遺骨は原爆雲を型取った墓に埋葬されていました。第五福竜丸が被災した3月1日と愛吉氏の命日である9月23日に墓前祭が行われています。弘徳院境内には、日中戦争時に中国で亡くなった弟、第二次大戦時マーシャルで亡くなった兄のお墓がありました。久保山愛吉さんが子どもの頃に遊んでいたという浜当目海岸を通り、生家を見ながら焼津駅へ。浜当目海岸の通りは小泉八雲も愛した散歩コースだったそうです。

●墓参平和行進 焼津駅から弘徳院まで。墓前祭が行われました。

●3.1ビキニデー集会 焼津文化センター大ホール 13:00~15:30  11生協33名参加
 焼津市長、第五福竜丸元漁労長・見崎吉男さん、元乗組員・大石又七さん、映画「ビキニの海は忘れない」森監督、美帆・シボさんなど参加。また、マーシャル諸島共和国前上院議員の報告もありました。
 現在から54年前に起きた悲劇。しかし、それは偶然ではなく、アメリカは前年の11月に水爆実験を行う事を日本政府に知らせていたといいます。アメリカは軍の機密事項なども30年経つと公開され、記録ビデオなども売られ、日本のNPO団体などが買っています。(いわゆる1フィート運動)
 当時、乗組員を無視したアメリカ政府と日本政府との解決。アメリカから200万ドルが支払われ全て解決とされました。乗組員には一人200万円が支払われ、また、その事により反感をかい差別を受けました。元乗組員の大石又七さんは「過去の大切な事実を忘れないでほしい」と語りました。

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弘徳院 焼津港 焼津市歴史民族資料館