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2010/01/19

「東京都食品安全推進計画(案)」に関する意見を提出 (2010.1.15)

東京都は、今年度で終了する「東京都食品安全推進計画」の改定案をとりまとめ、20091225日~2010115日、都民・事業者から意見を募集しましたので、東京都消費者団体連絡センターは、115日付で下記の意見を提出しました。

 

2010年1月15日
東   東京都福祉保健局健康安全食品監視課 御中
 
          東京消費者団体連絡センター
代表委員
                    NPO法人東京都地域婦人団体連盟  川島 霞子
主婦連合会            河村真紀子  
東京都地域消費者団体連絡会    内藤 裕子
新日本婦人の会東京都本部     根本かおる
東京都生活協同組合連合会     竹内 誠
大田区消費者団体連絡協議会    〆野 啓子
葛飾区消費者団体連合会      谷茂岡正子
事務局長              矢野 洋子
 
 
東京都食品安全推進計画案についての意見

 東京都におかれましては、都民が健康で豊かな生活を送るために、その基礎となる食品の安全確保にご尽力されていることに敬意を表します。
このたび提案されました東京都食品安全推進計画案について、下記の意見を提出いたします。
 
 
  1.新たな対応を評価し、内容に基本的に賛同します。
食品の安全を確保し、食に対する都民の信頼を確保するために、特に新たな課題に対応した三つの施策の方向性と九つの戦略的プランの設定を評価します。
また、今回の計画案は重点が明確に位置づけられた構成になっており、適時取り込まれた図表やコラムによって計画内容についての理解を進めることが出来ます。合わせて、戦略的プランごとにアクションプランが明示されていることで、わかりやすさや計画を着実に推進・執行していこうとする積極性が伺えます。
重点施策と基本施策の内容については基本的に賛同します。その着実な推進を図ってください。

 
  2.
都民とのコミュニケーションを積極的に展開する施策を講じてください。
   東京都食品安全条例では都民の役割として、積極的な意見表明や、都の施策への協力を挙げ 
     ています。
     以下の提案施策の展開にあたっては、位置づけられた事項のみの実施に留めず、わかりやす
  く、
目に届きやすい情報提供を前提に、意見交換会、消費者団体や都民と行政との直接対話、
  制度等周知のための説明会、出前講座の開催などによって、都民とのコミュニケーションの機会を
  増やし、都民が積極的な意見表明や都の施策への協力を旺盛に出来るよう進めてください。

  <提案施策>
   ・ 戦略的プラン9「食に関するリスクコミュニケーションの充実」での『関係者による活発な意見交
   換』(都民フォーラムでの意見交換、食の安全調査隊による発信情報の検証、卸売市場における
   消費者事業委員会の開催、パブリックコメントの実施)  
    基本施策35 関係者が一堂に会して行う情報・意見交流の推進
    基本施策36 情報伝達の役割を担う関係者の相互理解の促進
    基本施策38 食品の安全に関する審議会等への都民・事業者の意見の反映
    基本施策39 都民・事業者が意見・要望を申し出る機会の確保
 
3.食品表示に関する取組を充実してください。
  戦略的プラン2にある事業者へのコンプライアンス意識向上支援も関係しますが、戦略的プラン8「食品表示に関する知識の普及と適正表示の推進」で提案されている4つの施策に、偽装表示問題等に対応した取組を補強してください。
 
4.危機管理に関する総合的な施策を充実してください。
  戦略的プラン3「緊急時における危機管理体制の整備」では、被害の発生時の体制整備について提案されていますが、危機管理を平常時・被災時・修復時といった3つの状況下で捉え、その視点をもって総合的な施策を講じることが必要と考えます。
 
5.「健康食品」に関する施策について、国の検討を施策に活かしてください。
  戦略的プラン5「『健康食品』による健康被害の防止」や、表示に関する戦略的プラン8において、消費者庁に設置された「健康食品の表示に関する検討会」での論議内容および、検討結果を施策に活かしてください。
 
6.相談等への適切な対応を強化してください。
  基本施策40「相談等への適切な対応」には、都民からの苦情や相談等は、危害事例等を探知するための重要な情報ともなりうる、と位置づけています。
  それだけに食品安全の入り口ともいえる窓口機能について十分機能しているかどうかのチェックも必要です。通常の対応に問題がなかったかの検証と、仕組みの見直し等で機能充実を図ってください。
 
7.人材の育成を強化してください。
  基本施策44に「食品安全に関わる人材の計画的な育成」とありますが、専門的知識や技能だけでなく、適切な初期対応や感度の高い業務執行等が求められています。資質の向上を図る人材育成にも力を入れてください。
 
 
8.計画の着実な実施と見直しへの柔軟な対応を図ってください。
  計画の着実な実施と共に、年度ごとの進捗状況については、都民にもわかりやすく伝え、食品安全審議会での報告・審議に都民の声が活かされるよう工夫をしてください。
  新たな課題に対応できるよう、施策やプランの見直しを柔軟に進めてください。
 
9.パブリックコメントの期間を十分に取り、意見の反映についても説明してください。
  今回の意見募集期間は約3週間で、かつ正月を挟んだ冬季の休業期間も入っています。意見募集は最低でも1ヶ月の期間を取り、多くの都民・事業者から十分意見が出せるようにしてください。また、提出された意見やその反映についても広報していく丁寧な対応を求めます。 
 
以上